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神経内科・内科・小児科 久米クリニック
〒467-0054
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めまい

めまいの種類

めまいの原因は様々ですが、ほとんどの場合は一過性で後遺症も残りません。薬の副作用や感染症、あるいはストレスから来る場合もあります。また、めまいという表現の中には次のようないろいろな状態を含んでいます。

回転性めまい

自分の周囲あるいは自分自身が回転している感覚です。部屋や天井がぐるぐる回ったり、頭の中や体が回転している感じがします。起き上がったり、横になったりした瞬間にひどくなったり、頭を特定の位置にすると急に症状が出てくることもあります。回転性めまいが続くと、乗り物酔いのような気分になり嘔吐することもあります。回転性めまいは通常内耳の異常により起こります。

平衡機能障害*

自分の体を支えるために壁やものに触ったり、つかまったりしなければならないような感覚です。ひどい時にはじっと立っていることができず倒れていってしまいます。平衡機能障害は内耳に異常があるときや、足の感覚が麻痺しているとき、あるいは脳や脊髄に異常がある場合にも起こります。

*平衡機能を維持する器官のネットワーク

からだの平衡を維持するためには、さまざまな器官の複雑なネットワークが正常に機能する必要があります。平衡を保つために、脳は眼、皮膚、筋肉、腱、内耳から絶え間なく入ってくる情報を処理しています。からだを動かしたときでも、からだをまっすぐに保ち常に安定感が得られるように、これらの器官の全てが同時に働いています。めまいを訴える人の多くは内耳の異常によるものですが、これらの器官のどの部分が故障してもめまいや平衡機能障害の原因になります。

脳循環障害

頭がボーっとしたり、ふわふわ浮いているような感じになったり、あるいは意識が遠くなったりする感覚です。さらに、目の前が暗くなり意識が遠のいて、そのまま数十秒ほど意識が無くなるのを“失神”と言います。これらは脳に十分な血液と酸素がいかないために起こります。失神を起こすときは以下のような原因が考えられます。

脳循環障害

  • 心臓の異常
  • 高血圧や不整脈の薬の副作用
  • 過剰な発汗による塩分喪失と脱水
  • 極度の疲労
  • ショックな光景や知らせなどの急な精神ストレス

失神を起こしても、まっすぐ横に寝かせれば血液が脳に届き、1分以内に意識は戻ります。目の前が暗くなり失神しそうになったときは、直ちに頭の位置を低くしてください。横になって両足を持ち上げれば血液が心臓に戻り脳へ行きやすくなります。横になれないときは、上体を前に倒して頭を両膝の間に入れてください。

めまいを引き起こす病気

良性発作性頭位めまい症

長い病名ですが、いわゆる“今朝から天井がぐるぐる回るめまいがする”状態です。上を見上げたときや、寝転んで耳を下にしたときなど、頭を動かしたときに突然回転性めまいが現れるものです。メニエール病とは異なり、難聴や耳鳴りが起きることはなく、めまいは数週間で徐々に消失してゆきます。このめまいは三半規管の内部に溜まった耳石が管内を動いて神経を刺激するために発生すると考えられています。体位変換により耳石を三半規管内から追い出すEpley法で大部分は症状が軽快します。(Epley法の詳細について

メニエール病

突然、激しい回転性めまいが現れ、数時間から丸1日持続するものです。吐き気や嘔吐も伴います。めまいに加えて、片方の耳が詰まった感じで聞こえにくくなり、耳鳴りも出ます。これらの発作は再発を繰り返します。

起立性障害(起立性低血圧)

立ち上がった瞬間に、頭が重くなって、ふらふらとめまいがします。ひどいときは、目の前が暗くなったり、気が遠くなったりすることもあります。また、そのまま失神したり、痙攣発作を起こすこともあります。これは立ち上がった瞬間に、重力に従って血液が上半身から下半身に移動して脳の血流が減少するために生じる異常です。横になって寝ると直ちに症状は治まってきます。通常は、起き上がっても寝転んでも、自律神経が働いて常に血圧と脳の血流を一定に保ちますが、脱水のあるとき、血圧の薬を飲んでいるとき、心疾患のある方では起立時に血圧が維持できなくなり上のような症状が現れます。

自分でできるめまいのケア

  • からだを動かす動作をゆっくりにしましょう。特に寝返りをうつときとベッドから立ち上がるときにはゆっくりと。朝起きる時はベッドに数分間腰掛けてからゆっくり立ち上がってください。
  • 立ち上がったら、1分間じっとして、めまいが無いのを確認してから歩き始めましょう。
  • 水分を十分に取って脱水にならないようにしてください。
  • 特に蒸し暑い季節は発汗が過剰にならないよう休息をとりながら自分のペースを守って活動しましょう。
  • 飲酒と喫煙を止めましょう。
  • めまいがするときは、クルマの運転や危険な作業は止めてください。
  • 階段の昇り降りは転倒の危険があるので、できるだけ避けてください。
  • 血圧や心臓の薬を服用している方は、主治医に薬の調整が要るかどうか相談してください。

治療薬

回転性めまいの症状には、抗ヒスタミン剤、抗コリン剤、ベンゾジアゼピンが効果的なことがあります。また、嘔気や嘔吐を伴うときには制吐剤を使用します。

起立性障害の軽症な方では、毎朝カップ2杯のコーヒーを飲むことにより、カフェインの作用で末梢血管の緊張が保たれて症状が軽減する場合があります。症状をより確実に抑えるには、末梢血管の収縮力を高めて血圧を維持する作用を持つメトリジンやリズミックを使います。重症な場合には、血液量を増やすことにより血圧を維持する作用のあるフロリネフを用います。